
〈2008年度「後藤新平の会」公開シンポジウム〉
21世紀と後藤新平 Part 4
国家を超える
日時 2008年7月12日(土)
午後1時開場/1時30分開会
会場 日本プレスセンタービル10階・ABCホール
会費 一般2000円/学生1000円 (定員300名・全席自由)
後藤新平の「国家を超える」思想とは何か?
2008年の「後藤新平の会」シンポジウムでは、間もなく歿八十年を迎えようとしている後藤新平の「国家を超える」思想に注目してみたい。
明治から昭和にいたる日本の激動期に活躍した後藤新平(1857-1929)は、人間を対象とした医師として出発しながら、台湾・満洲での経験を経て、国家規模の、さらには世界規模の視野を我がものとし、その後、国政に携わるなかでも、「世界の中の日本」の視点から、百年後の現在にも影響を及ぼす独自の政策を次々と打ち出した。また、そのような気宇壮大な構想を描く一方で、一人ひとりの「自治」に根ざした社会を実現するために最晩年まで命を削って東奔西走したのも、後藤の見過ごせない一面である。
グローバリゼーションの進展しつつある現在、われわれ人類は、国境の内からも外からも「国家」という存在を問い直さざるを得ない状況に直面している。そのとき、国境を越えた文明的視野と、「自治」に根ざした社会とを、共に重要なものとして説いていた後藤新平の思想から、われわれが学ぶべきものは計り知れない。
気鋭の論客をお招きして、後藤の「国家を超える」思想の現代的意味を問い直そうとする所以である。
■パネリスト

赤坂憲雄 Akasaka Norio
1953年生。東北芸術工科大学教授,同東北文化研究センター所長,福島県立博物館館長。99年、責任編集による『東北学』(現『季刊東北学』)を創刊。著書『東北学へ』1〜3(作品社)『民俗学と歴史学』(藤原書店)他。

梯久美子 Kakehashi Kumiko
1961年生。ノンフィクション作家。著書『散るぞ悲しき――硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社、大宅壮一ノンフィクション賞)は、英・米・韓・伊ほか、7か国で翻訳・出版されている。

苅部 直 Karube Tadashi
1965年生。東京大学法学部教授(日本政治思想史)。著書『光の領国 和辻哲郎』(創文社)『丸山眞男――リベラリストの肖像』(岩波新書、サントリー学芸賞)『移りゆく「教養」』(NTT出版)他。

新保祐司 Shimpo Yuji
1953年生。文芸批評家、都留文科大学教授。著書『内村鑑三』『文藝評論』『信時潔』『国のさゝやき』(いずれも構想社)『フリードリヒ 崇高のアリア』(角川学芸出版)他。2007年、第8回正論新風賞受賞。

渡辺利夫 Watanabe Toshio
1939年生。拓殖大学学長。開発経済学。著書『成長のアジア 停滞のアジア』(東洋経済新報社、吉野作造賞)『開発経済学』(日本評論社、大平正芳記念賞)『神経症の時代』(TBSブリタニカ、開高健賞正賞)他。

〈司会〉御厨 貴 Mikuriya Takashi
1951年生。東京大学教授(政治学)、東京都立大名誉教授。著書『政策の総合と権力』(東京大学出版会、サントリー学芸賞)『馬場恒吾の面目』(中央公論社、吉野作造賞)『天皇と政治』『明治国家をつくる』(藤原書店)他。
■お申込・お問合せ
「後藤新平の会」事務局まで事前申込が必要です。
事前申込のうえ、会費は当日、会場受付にてお支払いください。
*「後藤新平の会」事務局
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町523 藤原書店内
tel:03-5272-0301 fax:03-5272-0450
info@goto-shimpei.org
またはメール送信フォームからお問合せ下さい。
〈主催〉後藤新平の会 〈後援〉藤原書店

