第17回(2023年度)「後藤新平賞」発表

2023年度の第17回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第17回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 石井幹子 様(いしい・もとこ/照明デザイナー)

 石井幹子様■選考理由
都市を光によって活性化させるというプロジェクトを60年以上にわたって展開。作品は東京タワーや横浜ベイブリッジからアメリカ、ヨーロッパ、中近東、東南アジアまで及び、その数は1000を超えるという。そのまちならではの景色を大切にし、歴史や文化、そこに住む人の愛着をも包み込みながら、未来を見据えて光で表現するというコンセプトを貫いてきた。日本の夜景に革命を起こしたとも評価された。
その発想と業績は、都市計画、都市経営にあたって何よりも地域の歴史を踏まえながら未来に向けて革新するという後藤新平の業績と軌を一にするものがあり、後藤新平賞にふさわしいと考えられる。


東京タワー(ランドマークライト(冬))とレインボーブリッジ

(写真はすべて(株)石井幹子デザイン事務所提供)

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事、明治大学名誉教授。元東京都副知事)
大宅映子(大宅映子事務所代表取締役、公益財団法人大宅壮一文庫理事長)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、国際交流基金顧問。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(大正大学教授・地域構想研究所長。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長、「後藤新平の会」事務局長)

■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式
(日時)2023年7月8日(土) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)プレスセンター ホール(日本プレスセンタービル10階 千代田区内幸町2-2-1)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、13時30分より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細は別途掲載します)