会報 No.2

2006年12月刊行



会報No.2は、2006年度公開シンポジウム「二十一世紀と後藤新平――世界構想と世界戦略」の模様を中心にお届けいたします。

〈目次〉

■2006年度公開シンポジウム
 二十一世紀と後藤新平――世界構想と世界戦略

挨拶

国際大学創立という、後藤新平最晩年の構想 藤原良雄
『正伝 後藤新平』完結とシンポジウムの意義 粕谷一希

問題提起

後藤新平とグローバル戦略 榊原英資
後藤新平の外交思想――その今日的意義 木村 汎
三回の戦後を生きた後藤新平 加藤陽子
偉大なるテクノクラート後藤新平――その反骨精神 松田昌士
政治家としての後藤新平――現代の視点から 塩川正十郎

討 論

(司会)御厨 貴/(パネリスト)榊原英資木村 汎加藤陽子松田昌士塩川正十郎

■寄 稿

植民地統治と人間崇拝――日本とドイツの植民地における銅像 サーラ・スヴェン

■連 載

〈研究ノート『後藤新平』の「謎」〉孫文と後藤新平(その2) 春山明哲

■コラム 

1 本多静六 2 二反長音蔵、星一

■トピック

後藤新平ニュース(2006年5月~11月)
事務局だより

会報 No.1

2006年4月刊行 〈創刊号〉



『後藤新平の会会報』No.1をお届けいたします。今号では、後藤新平の会設立記念シンポジウムの模様を中心にお届けします。

〈目次〉

■「後藤新平の会」設立記念シンポジウム
 二十一世紀と後藤新平――自治構想と人材登用

後藤新平の会設立の挨拶

会設立の経緯 藤原良雄
「後藤新平の会」設立の意義 粕谷一希

問題提起

地方分権と人材育成――自治 増田寛也
公衆衛生とは何か――ひととひとがつながって生を衛ること 三砂ちづる
近代日本のインフラ整備――江戸と違う東京 下河辺淳
自治構想と人材登用 苅部 直
明治の人間ネットワークの中の後藤 森まゆみ

パネルディスカッション

(司会)御厨 貴/(パネリスト)増田寛也、三砂ちづる、下河辺淳、苅部 直、森まゆみ

■レセプション

鈴木俊一 行政の進め方の近代的なモデルを示した人
増田寛也 自治の原点は地元で集まって議論すること
辻井 喬 日本のつくり直しを始めよう
下河辺淳 百年後に高い評価を
春山明哲 後藤新平の謎を解くのはこれから
加藤丈夫 先見性豊かな雄大な構想
草原克豪 後藤新平の「格好いい生き方」
吉田瑞男 水沢と東京と連携しながら
佐藤和彦 生きて動く後藤新平の姿から
河﨑武蔵 父・後藤新平の思い出

■連 載

〈研究ノート『後藤新平』の「謎」〉第1回
孫文と後藤新平 春山明哲

■後藤新平の生涯(1857-1929)

■当会発起人一覧

■後藤新平に寄せて

下河辺淳・三谷太一郎・森繁久彌・李登輝

■トピック

事務局だより