第18回(2024年度)「後藤新平賞」発表

2024年度の第18回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第18回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 中村桂子 様(なかむら・けいこ/JT生命誌研究館 名誉館長)

 ■選考理由
DNA、ゲノムといった生命科学の日本での草創期に関わった中村桂子さんは、「生命誌(biohistory)」という新しい概念を創出され、さらに“生命誌研究館”(大阪府高槻市)を構想し、創り、「人間は生きものであり、自然の一部であること」を、有名な「生命誌絵巻」などで美しく表現してこられました。このように社会の中で科学の知を展開していこうとするお仕事は、新型コロナウイルス禍の4年を経て、「人間」「生命」が改めて問われている今、ますます大きな意味を持っています。
「生命誌」という中村桂子さんの「総合知」は、後藤新平の重視した「科学 science・芸術 art・実地 practice」「個と全体」「万有学」に見事に重なるものとして、本賞を贈呈します。

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事、明治大学名誉教授。元東京都副知事)
大宅映子(大宅映子事務所代表取締役、公益財団法人大宅壮一文庫理事長)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、国際交流基金顧問。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(大正大学教授・地域構想研究所長。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長、「後藤新平の会」事務局長)

■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式
(日時)2024年5月31日(金) 15時より(14時半開場)(終了予定16時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)千代田区立内幸町ホール(千代田区内幸町1-5-1))
(入場料)無料(先着順)
(申込み)同日開催イベントの申込みフォームからお申し込みください。
(備考)授賞式終了後、17時より同会場にて、当会の本年度イベントを開催致します。(イベントの詳細はこちらをご覧ください)

第17回(2023年度)「後藤新平賞」発表

2023年度の第17回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第17回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 石井幹子 様(いしい・もとこ/照明デザイナー)

 石井幹子様■選考理由
都市を光によって活性化させるというプロジェクトを60年以上にわたって展開。作品は東京タワーや横浜ベイブリッジからアメリカ、ヨーロッパ、中近東、東南アジアまで及び、その数は1000を超えるという。そのまちならではの景色を大切にし、歴史や文化、そこに住む人の愛着をも包み込みながら、未来を見据えて光で表現するというコンセプトを貫いてきた。日本の夜景に革命を起こしたとも評価された。
その発想と業績は、都市計画、都市経営にあたって何よりも地域の歴史を踏まえながら未来に向けて革新するという後藤新平の業績と軌を一にするものがあり、後藤新平賞にふさわしいと考えられる。


東京タワー(ランドマークライト(冬))とレインボーブリッジ

(写真はすべて(株)石井幹子デザイン事務所提供)

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事、明治大学名誉教授。元東京都副知事)
大宅映子(大宅映子事務所代表取締役、公益財団法人大宅壮一文庫理事長)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、国際交流基金顧問。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(大正大学教授・地域構想研究所長。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長、「後藤新平の会」事務局長)

■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式
(日時)2023年7月8日(土) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)プレスセンター ホール(日本プレスセンタービル10階 千代田区内幸町2-2-1)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、13時30分より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細は別途掲載します)

第16回(2022年度)「後藤新平賞」発表

2022年度の第16回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。今回は当賞初めての、団体への贈呈となります。

〈第16回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団
     (1956年6月創立 理事長=平井俊邦様)

 ■選考理由
2011年に発生した東日本大震災の被災地に対しては、復興に向けて全国各地から医療・福祉などさまざまな支援の手が差し伸べられています。その中で日本フィルハーモニー交響楽団は「心の復興」を支援しようと、震災発生直後から「被災地に音楽を」のプロジェクトに取り組み、被災地における演奏活動を継続して行ってきました。特に楽団員と地元の青少年との交流は、若い世代の「未来への希望」を育んでいます。11年間に300回を超え、今後も継続されるというこの演奏活動は、後藤新平の奉仕の精神と人材育成に対する高い志に通ずるものとして、本賞を贈呈します。

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事、明治大学名誉教授。元東京都副知事)
大宅映子(大宅映子事務所代表取締役、公益財団法人大宅壮一文庫理事長)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラスポーツサポートセンター理事長。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(大正大学教授・地域構想研究所長。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長、「後藤新平の会」事務局長)

■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式
(日時)2022年7月5日(火) 14時より(13時半開場)(終了予定15時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)座・高円寺 2(杉並区立杉並芸術会館)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、15時30分より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細はこちら

第15回(2021年度)「後藤新平賞」発表

2021年度の第15回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第15回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 方波見康雄 氏 (医師、地域医療に尽力)

 ■選考理由
生涯を通じて後藤新平の底を流れる思想に、衛生(生を衛る)がある。医学者として出発した後藤は、若くして衛生学を志し、衛生の視点から、日清戦争後の大検疫事業、台湾や満洲の統治を次々と成し遂げていった。
方波見康雄氏が、日本で最も医療に困難があるといっていい北海道の過疎地にあって、齢九四の現在まで六十有余年に亘って地域住民の衛生のため地域に根ざした活動をされてきたことは、まさに台湾の衛生政策に尽力した後藤新平に連なるものとして、ここに本賞を授与します。

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事。明治大学名誉教授。元東京都副知事)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラリンピックサポートセンター理事長。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(早稲田大学教授。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長。「後藤新平の会」事務局長)


■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社(予定)

■授賞式
(日時)2021年7月3日(土) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)プレスセンターホール(日本プレスセンタービル10階)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、午後1時30分より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細はこちら

【満席・受付終了】第14回(2020年度)「後藤新平賞」発表

2020年度の第14回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第14回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 宇梶静江 氏 (古布絵作家・詩人)

 ■選考理由
北海道開拓団が入植して150年余。先住民アイヌにとっては、いわれなき差別と大地に根を下ろした独特のアイヌ文化の崩壊を意味しました。宇梶氏は、50年前「ウタリたちよ、手をつなごう」と、アイヌの結束を呼びかけ、自然への畏敬に満ちた「アイヌの精神性」の意義を多くの人に知ってもらうべく立ち上がり、その後、アイヌの伝統刺繍をもとに、独自の古布絵の世界を切り拓いてきました。
宇梶氏のこれまでの歩みは、その地の歴史文化を最大限尊重し、少数民族にも深い関心を持って台湾や満州の経営にあたった、後藤新平の「共生」理念と深く通じるものがあり、後藤新平賞にふさわしいものと考え、本賞を贈呈します。

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事。明治大学名誉教授。元東京都副知事)
小倉和夫(元駐韓・駐仏大使。青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラリンピックサポートセンター理事長)
片山善博(早稲田大学教授。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長。「後藤新平の会」事務局長)


■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式 ★★満席のため受付は終了しました★★
(日時)2020年7月12日(日) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)アルカディア市ヶ谷(私学会館)6F「伊吹」(定員50人)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、午後1時30分より同じくアルカディア市ヶ谷にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細は別途)

第13回(2019年度)「後藤新平賞」発表

2019年度の第13回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第13回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 黒柳徹子 氏 (女優・ユニセフ親善大使)

■選考理由
テレビ女優第一号として出発し、長年にわたり放送の世界の第一線で活躍してこられた黒柳徹子氏は、文筆や演劇などの文化活動のみならず、ユニセフの親善大使として世界各地を奔走されるとともに、聴覚障害者の社会参加を促進するための基金を設立し、ろうあ劇団の育成や活動も支援してこられました。こうした黒柳氏の功績は、東京放送局初代総裁として何よりも放送の公共性を重んじ、外国人との共生や異文化との融合を求めつづけた後藤新平の一生に深く通じるものとして、本賞を贈呈します。

(撮影・下村一喜)

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事。明治大学名誉教授。元東京都副知事)
小倉和夫(元駐韓・駐仏大使。青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラリンピックサポートセンター理事長)
片山善博(早稲田大学教授。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(野村総合研究所顧問。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長。「後藤新平の会」事務局長)


■主催
後藤新平の会

■授賞式
(日時)2019年7月14日(日) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)明治大学グローバルフロント 1F グローバルホール(定員192人)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、午後2時より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細は別途)

第12回(2018年度)「後藤新平賞」発表

2018年度の「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第12回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 玉井義臣 氏 (あしなが育英会 会長)

■選考理由
玉井義臣さんは、長年にわたり交通遺児の支援をはじめ、災害・病気・自殺・テロ・戦争遺児にまで、「あしなが育英会」として幅広い遺児支援活動に取り組んでこられました。近年は、アフリカの貧困の削減、イラク・アフガンなど世界各国の遺児救済支援活動もしてこられた実行の人です。さらに、「人づくり」の場として「心(こころ)塾」を創設して、多くの青年に勉学の機会をもたらし、教育者としても大きな貢献を重ねています。
これは、生涯にわたって「衛生(生を衛る)の道」を根本に据えて数々の施策を行ない、青少年に自治的自覚を覚醒させ、少年団(ボーイスカウト)日本連盟初代総裁も務めた後藤新平の思想と行動にも通じるとして、本賞を贈呈します。

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。

■選考委員 (敬称略)
青山 佾(「後藤新平の会」代表幹事。明治大学大学院教授。元東京都副知事)片山善博(早稲田大学教授。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(野村総合研究所顧問。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長。「後藤新平の会」事務局長)

■主催
後藤新平の会

■授賞式
(日時)2018年7月7日(土) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)日本プレスセンター 10階 ABCホール
(入場料)無料(事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、午後1時より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。