会報 No.28

2023年8月刊行


今年、2023年は、関東大震災発災(1923(大正12)年9月1日)から100年になります。このような節目の年にあたり、今号は震災後いち早く復興に取り組んだ後藤新平を論じた寄稿を中心にお届けいたします。

〈目次〉

■寄 稿

 後藤新平の震災復興計画青山 佾

 震災一〇〇年目の新発見資料伏見岳人

 後藤新平邸建築の闇と、その建築家の闇藤森照信

 国立台湾図書館「後藤新平文書」調査報告
  【台湾訪問記(二〇二三年五月五日~九日)】長谷部茂

■連 載

 名古屋時代の後藤新平❺後藤新平の「一部と全部の関係」②石浦 薫

■関連団体だより

 〈後藤新平記念館〉だより
  令和五年度第一回企画展 後藤新平旧宅
   【十八世紀中期の武家住宅の変遷】 佐藤彰博
  
 〈後藤新平顕彰会〉だより
  後藤新平顕彰会創立二十周年を経て山口了紀

■トピック

 後藤新平関連情報(2023年1月~2023年7月)
 後藤新平の会、研究会活動記録(2023年2月~2023年7月)
 新聞・雑誌・ネット記事(2023年2月~2023年7月)
 事務局だより

7/8(土)開催、2023年度シンポジウム「「衛生の道」からみた関東大震災――関東大震災100周年」

来たる7月8日(土)に、定例の当会シンポジウム「「衛生の道」からみた関東大震災――関東大震災100周年」および第17回「後藤新平賞」授賞式(受賞者=石井幹子 様)を開催致します。(後藤新平賞の詳細はこちらの記事をご覧下さい)

【日時】2023年7月8日(土)
第Ⅰ部 第17回「後藤新平賞」授賞式
    10:30開場/ 11:00開会(12:00終了予定)
第Ⅱ部 シンポジウム
    13:30開会 (16:30終了予定)
【会場】プレスセンター ホール(日本プレスセンタービル10階 千代田区内幸町2-2-1)
【入場料】3000円(学生1500円)(授賞式は無料)/定員 先着200名

【タイムテーブル】
第Ⅰ部 第17回「後藤新平賞」授賞式 (11時~)
〈本賞〉 石井幹子 様(照明デザイナー)

第Ⅱ部 シンポジウム
「「衛生の道」からみた関東大震災――関東大震災100周年」(13時30分~)
〈パネリスト〉
青山佾(明治大学名誉教授、当会代表幹事)
春山明哲(早稲田大学台湾研究所招聘研究員)
伏見岳人(東北大学法学部教授)
藤森照信(江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)
渡辺利夫(拓殖大学顧問、東京工業大学名誉教授)
〈コーディネーター〉
橋本五郎(読売新聞特別編集委員) (敬称略)

【主催】後藤新平の会
【申込み・問合せ】
「お名前」「人数」「第Ⅰ部・第Ⅱ部どちらへのお申込みか」を明記の上、当会事務局までコンタクトフォームからご連絡ください

後藤新平の会 事務局
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町523 藤原書店内
電話03-5272-0301 FAX03-5272-0450

第17回(2023年度)「後藤新平賞」発表

2023年度の第17回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。

〈第17回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 石井幹子 様(いしい・もとこ/照明デザイナー)

 石井幹子様■選考理由
都市を光によって活性化させるというプロジェクトを60年以上にわたって展開。作品は東京タワーや横浜ベイブリッジからアメリカ、ヨーロッパ、中近東、東南アジアまで及び、その数は1000を超えるという。そのまちならではの景色を大切にし、歴史や文化、そこに住む人の愛着をも包み込みながら、未来を見据えて光で表現するというコンセプトを貫いてきた。日本の夜景に革命を起こしたとも評価された。
その発想と業績は、都市計画、都市経営にあたって何よりも地域の歴史を踏まえながら未来に向けて革新するという後藤新平の業績と軌を一にするものがあり、後藤新平賞にふさわしいと考えられる。


東京タワー(ランドマークライト(冬))とレインボーブリッジ

(写真はすべて(株)石井幹子デザイン事務所提供)

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事、明治大学名誉教授。元東京都副知事)
大宅映子(大宅映子事務所代表取締役、公益財団法人大宅壮一文庫理事長)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、国際交流基金顧問。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(大正大学教授・地域構想研究所長。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長、「後藤新平の会」事務局長)

■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式
(日時)2023年7月8日(土) 午前11時より(10時半開場)(終了予定12時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)プレスセンター ホール(日本プレスセンタービル10階 千代田区内幸町2-2-1)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、13時30分より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細は別途掲載します)

会報 No.27

2023年3月刊行



今号は、第16回「後藤新平賞」授賞式と2022年度公開シンポジウム「後藤新平の『生を衛る道』を考えるPart5――後藤新平の核心を問う」の模様を中心にお届けします。

〈目次〉

■第16回「後藤新平賞」授賞式

〈受賞講演〉〝被災地に音楽を〟――活動を続けて十一年
  日本フィルハーモニー交響楽団理事長 平井俊邦

■2022年度公開シンポジウム
 後藤新平の「生を衛る道」を考えるPart_5
 後藤新平の核心を問う

〈講談〉後藤新平伝――衛生との出会い 講談師 田辺鶴遊
〈映像解説〉新発見の後藤新平映像について 伏見岳人

第Ⅰ部 基調講演・問題提起

〈基調講演〉衛生行政史上における後藤新平 笠原英彦
〈問題提起〉
 都市と衛生――コロナ禍のもとで後藤新平を考える 青山 佾
 衛生・倫理・国家――衛生思想と倫理思想 苅部 直
 衛生と自治――後藤新平の視点でCOVID19 対策を診る 片山善博
 公衆衛生と日本――後藤新平の考え方と次世代の公衆衛生人材育成
 三砂ちづる

第Ⅱ部 討 論

(司会)橋本五郎/(パネリスト)笠原英彦、青山 佾、苅部 直、片山善博、三砂ちづる

■トピック

後藤新平関連情報(2022年6月~2023年1月)
後藤新平の会、研究会活動記録(2022年7月~2022年1月)
事務局だより

会報 No.26

2022年7月刊行



今号は、後藤新平の生涯においても大きな転機となった日清戦争後の検疫事業の実態を示した後藤新平自身の筆になる『臨時陸軍検疫部報告摘要』という重要資料の紹介や、幾つかの論考を中心にお届けします。

〈目次〉

■論 考

「後藤新平文書」はどのようにして残されたか 伏見岳人
安田善次郎が惚れた成島柳北と後藤新平 楠木賢道
『愛知県公立病院及医学校第一報告』にみる後藤新平の活動 馬場宏恵

■連 載

名古屋時代の後藤新平❹ 後藤新平の「一部と全部の関係」 石浦 薫

■資料紹介 陸軍省『臨時陸軍検疫部報告摘要』

(一)『臨時陸軍検疫部報告摘要』緒言 後藤新平
(二)『臨時陸軍検疫部報告摘要』を読む 春山明哲

■〈研究ノート〉

「後藤新平の衛生の道」関連の年譜と著作(稿) 春山明哲

■寄稿とトピック

〈後藤新平記念館〉だより 「後藤伯記念公民館」誕生物語 佐藤彰博
〈後藤新平顕彰会〉だより 椎名悦三郎の根っこに後藤新平がいた 山口了紀

後藤新平関連情報(2021年12月~2022年6月)
後藤新平の会、研究会活動記録(2021年12月~2022年6月)
事務局だより

7/5開催、2022年度シンポジウム「後藤新平の核心を問う 後藤新平の「生を衛る道」を考える Part 5」

来たる7月5日(火)に、定例の当会シンポジウム「後藤新平の「生を衛る道」を考える Part 5」および第16回「後藤新平賞」授賞式(受賞者=公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 様)を開催致します。(後藤新平賞の詳細はこちらの記事をご覧下さい)

【日時】2022年7月5日(火)
第Ⅰ部 第16回「後藤新平賞」授賞式
    13:30開場/ 14:00開会
第Ⅱ部 シンポジウム
    15:30開会 (18:00終了予定)
【会場】座・高円寺 2(杉並区立杉並芸術会館)
(東京都杉並区高円寺北2-1-2/定員 先着200名)
【入場料】3000円(学生2000円)(授賞式は無料)

【タイムテーブル】
第Ⅰ部 第16回「後藤新平賞」授賞式 (14時~)
〈本賞〉 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 様(1956年6月創立 理事長=平井俊邦様)

第Ⅱ部 シンポジウム
「後藤新平の「生を衛る道」を考える Part 5 後藤新平の核心を問う」(15時30分~)
〈講談〉「後藤新平」田辺鶴遊(講談師)
〈基調講演〉笠原英彦(慶應義塾大学教授)
〈パネリスト〉
青山佾(明治大学名誉教授、当会代表幹事)
片山善博
(大正大学教授・地域構想研究所長)
苅部直
(東京大学教授)
三砂ちづる
(津田塾大学教授)
〈コーディネーター〉
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)

【主催】後藤新平の会
【申込み・問合せ】
「お名前」「人数」「第Ⅰ部・第Ⅱ部どちらへのお申込みか」を明記の上、当会事務局までコンタクトフォームからご連絡ください

後藤新平の会 事務局
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町523 藤原書店内
電話03-5272-0301 FAX03-5272-0450

第16回(2022年度)「後藤新平賞」発表

2022年度の第16回「後藤新平賞」は、下記の通り決定致しました。今回は当賞初めての、団体への贈呈となります。

〈第16回受賞者について〉

■受賞者
〈本 賞〉 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団
     (1956年6月創立 理事長=平井俊邦様)

 ■選考理由
2011年に発生した東日本大震災の被災地に対しては、復興に向けて全国各地から医療・福祉などさまざまな支援の手が差し伸べられています。その中で日本フィルハーモニー交響楽団は「心の復興」を支援しようと、震災発生直後から「被災地に音楽を」のプロジェクトに取り組み、被災地における演奏活動を継続して行ってきました。特に楽団員と地元の青少年との交流は、若い世代の「未来への希望」を育んでいます。11年間に300回を超え、今後も継続されるというこの演奏活動は、後藤新平の奉仕の精神と人材育成に対する高い志に通ずるものとして、本賞を贈呈します。

〈後藤新平賞について〉

■趣旨
後藤新平は、日本の近代化の過程において、百年先をも見通した時間的・空間的スケールの大きな政策を構想し、「人」を育てながら地域や国家の発展に寄与しました。
本賞では、日本の国内外を問わず、現代において、後藤新平のように文明のあり方そのものを思索し、それを新しく方向づける業績を挙げた方を、一年に一度選考し顕彰します。
(これまでの受賞者についてはこちらのページをご覧ください。)

■選考委員 (敬称略)
青山佾(「後藤新平の会」代表幹事、明治大学名誉教授。元東京都副知事)
大宅映子(大宅映子事務所代表取締役、公益財団法人大宅壮一文庫理事長)
小倉和夫(青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラスポーツサポートセンター理事長。元駐韓・駐仏大使)
片山善博(大正大学教授・地域構想研究所長。元鳥取県知事・総務大臣)
加藤丈夫(富士電機社友。前国立公文書館館長)
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
増田寛也(日本郵政株式会社社長。元岩手県知事・総務大臣)
藤原良雄(藤原書店社長、「後藤新平の会」事務局長)

■主催 後藤新平の会  ■後援 読売新聞社

■授賞式
(日時)2022年7月5日(火) 14時より(13時半開場)(終了予定15時)
〈プログラム〉主催者挨拶/賞贈呈/受賞者講演
(場所)座・高円寺 2(杉並区立杉並芸術会館)
(入場料)無料(先着順。事前にお申し込みください)
(備考)授賞式終了後、15時30分より同会場にて、当会の本年度シンポジウムを開催致します。(シンポジウムの詳細はこちら

会報 No.25

2021年12月刊行



今号は、第15回「後藤新平賞」授賞式と2021年度公開シンポジウム「後藤新平の『生を衛る道』を考えるPart4 今『政治の倫理化』を問う」の模様を中心にお届けいたします。

〈目次〉

■第15回「後藤新平賞」授賞式

〈受賞講演〉涙・他者性・つながりの記憶
  ――「生を衛る道」の私的メモとして 方波見康雄

■2021年度公開シンポジウム
後藤新平の「生を衛る道」を考えるPart4  
今「政治の倫理化」を問う

〈講談〉〈改訂版〉後藤新平伝――政治の倫理化  講談師 田辺鶴遊

第Ⅰ部 問題提起

政治における人材難 江上 剛
「政治の倫理化」運動は、なぜ研究者の関心を引かなくなったのか? 伏見岳人
公衆衛生と感染症対策の時代
――「公衆衛生の再生」に後藤新平から何が学べるか 三砂ちづる
現代の政治から欠落した倫理について 青木 理

第Ⅱ部 討 論

(司会)橋本五郎/(パネリスト)江上剛、伏見岳人、三砂ちづる、青木 理

■連 載

名古屋時代の後藤新平❸ 空間軸からみた「衛生の道」 石浦 薫
森繁久彌のルーツと後藤新平❸ 森繁久彌の岳父・野村楢次と後藤新平 楠木賢道

■寄稿とトピック

「オンライン版後藤新平文書」の刊行 伏見岳人
〈後藤新平記念館〉だより 第七代東京市長「自治と教育と衛生」 佐藤彰博
〈後藤新平顕彰会〉だより 先人のふるさと・水沢 山口了紀

後藤新平関連情報(2021年6月~11月)
後藤新平の会、研究会活動記録(2021年7月~11月)
事務局だより

会報 No.24

2021年7月刊行



今号は、継続的に書き継がれている春山明哲氏の後藤新平の衛生関連の業績を辿る〈研究ノート〉や後藤新平と並ぶ水沢の巨星、斎藤実との交流に関する伏見岳人氏の論考、そして、楠木賢道氏、石浦薫氏らの連載を中心にお届けいたします。

〈目次〉

■〈研究ノート〉

後藤新平『衛生制度論』とその周辺(その二) 春山明哲
―― コッホおよびペッテンコーフェルとの関係を中心に

■論 考

水沢「二大明星」の交流 ――後藤新平と斎藤実 伏見岳人

■連 載

名古屋時代の後藤新平❷ 廃仏毀釈と病院 石浦 薫
森繁久彌のルーツと後藤新平❷ 菅沼達吉と松本安正 楠木賢道

■寄稿とトピック

〈後藤新平記念館〉だより 「菊池忠三郎」資料 佐藤彰博
〈後藤新平顕彰会〉だより 新平伯のブロンズ像 山口了紀

後藤新平関連情報(2020年12月~2021年5月)
後藤新平の会、研究会活動記録(2020年12月~2021年5月)
事務局だより

7/3開催、2021年度シンポジウム「今『政治の倫理化』を問う 後藤新平の「生を衛る道」を考える Part 4」

来たる7月3日(土)に、定例の当会シンポジウム「後藤新平の「生を衛る道」を考える Part 4」および第15回「後藤新平賞」授賞式(受賞者=方波見康雄氏)を開催致します。(後藤新平賞の詳細はこちらの記事をご覧下さい)

【日時】2021年7月3日(土)
第Ⅰ部 第15回「後藤新平賞」授賞式
    10:30開場/ 11:00開会
第Ⅱ部 シンポジウム
    13:30開会 (17:00終了予定)
【会場】プレスセンターホール(日本プレスセンタービル10階)
(東京都千代田区内幸町2-2-1/定員 先着100名)
【入場料】3000円(学生2000円)(授賞式は無料)

【タイムテーブル】
第Ⅰ部 第15回「後藤新平賞」授賞式 (11時~)
〈本賞〉 方波見康雄 氏(医師、地域医療に尽力)

第Ⅱ部 シンポジウム
「後藤新平の「生を衛る道」を考える Part 4 今『政治の倫理化』を問う」(13時30分~)
〈講談〉
「後藤新平」田辺鶴遊(講談師)
〈パネリスト〉
青木理(ジャーナリスト)
江上剛
(作家)
伏見岳人(東北大学教授)
三砂ちづる(津田塾大学教授)
〈司会〉
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)

【主催】後藤新平の会
【申込み・問合せ】後藤新平の会事務局 まで
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町523 藤原書店内
電話03-5272-0301 FAX03-5272-0450